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完成品か通りすがりか?
今日は(も?)少しボヤキです。 笑ってごらんいただければとも思いますが・・・
MIDIデータというものを今一度考え直してみたいと思います。
そもそもMIDIという規格は、乱立してしまった音楽を再生する信号の規格を統一して、あらゆる再生装置で互換性を取るために作ったはずです。 つまり、これに準拠したデータであれば、完成品としてこれを元に互換性のある演奏が期待できたはずです。 ところが実際にはターゲット音源にあわせて作らざるを得ず、そしてそのターゲットがいまやMIDIの規格に完全に準拠しているとはいえない状態で、この規格の一部を単に利用しているだけになってしまい、データとして完成品とすることができなくなりつつあります。 これは、既に完成データを再生できる再生装置が販売完了になって、この世から姿を消しつつあったりすることも有るのですが、一番の原因は、世の中の流れの多数が、高級なソフトウェア音源に流れていってこれらを使う必要が出てきたことに起因していることだと思います。 これらの音源は、MIDIの規格の全てには準拠できていないので、したがってこれらにあわせて作ったMIDIデータは、それ自体では完成品とすることができないのです。
いわば元の木阿弥になった(各社乱開発してどんどん拡張した時代の再来)感じなのですが、現状音声データでの公開になんら支障がなくなった時代なので、完成データとしてはMP3などの音声データにすればよく、MIDIなど通りすがりとして捉えられても仕方が無いのかもしれません。 または、ごく低いレベルでも互換性のあるものだけが完成品MIDIデータとして残っていくのかもしれませんが・・・
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日時 2010年07月07日 21:52 |
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名前:Windy 孤高のMIDIst
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