MIDI CLASSICS TEA ROOM

MIDI CLASSICSの制作のひねもす・・・
完成品か通りすがりか?

今日は(も?)少しボヤキです。
笑ってごらんいただければとも思いますが・・・

MIDIデータというものを今一度考え直してみたいと思います。

そもそもMIDIという規格は、乱立してしまった音楽を再生する信号の規格を統一して、あらゆる再生装置で互換性を取るために作ったはずです。 つまり、これに準拠したデータであれば、完成品としてこれを元に互換性のある演奏が期待できたはずです。
ところが実際にはターゲット音源にあわせて作らざるを得ず、そしてそのターゲットがいまやMIDIの規格に完全に準拠しているとはいえない状態で、この規格の一部を単に利用しているだけになってしまい、データとして完成品とすることができなくなりつつあります。
これは、既に完成データを再生できる再生装置が販売完了になって、この世から姿を消しつつあったりすることも有るのですが、一番の原因は、世の中の流れの多数が、高級なソフトウェア音源に流れていってこれらを使う必要が出てきたことに起因していることだと思います。
これらの音源は、MIDIの規格の全てには準拠できていないので、したがってこれらにあわせて作ったMIDIデータは、それ自体では完成品とすることができないのです。

いわば元の木阿弥になった(各社乱開発してどんどん拡張した時代の再来)感じなのですが、現状音声データでの公開になんら支障がなくなった時代なので、完成データとしてはMP3などの音声データにすればよく、MIDIなど通りすがりとして捉えられても仕方が無いのかもしれません。 または、ごく低いレベルでも互換性のあるものだけが完成品MIDIデータとして残っていくのかもしれませんが・・・


どうしてこのようなことになってきたのか・・・?

時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが、
恣意的にそうされてきた結果であると思わざるを得ないところがあります。

一つには、良いよい音質を求めた結果であるでしょう。
一つには、セキュリティーの強化の陰で追いつけなかった事情があるのでしょう。
ですが、もっとも大きなことは、再生装置の開発が止まってしまった事が原因ではないかと思います。

一時期には様々な装置が比較的安価で販売されていたのですが、ある時を境に、急速に開発・販売をやめてしまいました。
それはどうしてでしょう?

作り手側は、より良いもので満たされたいという欲望に駆られ、
どんどんソフトウェア音源にそれを求めて、サンプリングの質の高いものへと流れていったこと。
ネットのセキュリティーの強化が急速に進んで、開発の遅いこれらのデバイスが、どんどん置いていかれてしまったこと。

ただし、もっとも大きかったことは、これらのデータの作成者が急速に減ってしまい、ユーザーがこれらの装置の購入にメリットがなくなってしまったことではないかと思います。

その時点とは? ネットでの音楽に著作権の網がかけられた時点。
作り手も、受けても大きく減って、結果この手の商品が売れなくなったのが原因でしょう。
それとともに、ネットの世界も大手が実権を握る時代に入るのでした。

日時 2010年07月07日 21:52 | 固定リンク |コメント (0)


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名前:Windy
孤高のMIDIst

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