宝仙湖のあたり

秋田県の仙北市は自然が豊かで、田沢湖をはじめ、国道341号線を北に登る途中には美しい景色と植物の自然の営みを見ることができます。 ゴールデンウィークのころ、まだ山には雪がたくさん残り、自生している水芭蕉が元気に咲いていました。

神秘的な宝仙湖
神秘的な宝仙湖
宝仙湖
玉川ダムにより堰き止められてできた人造湖なのですが、美しい。

宝仙湖

宝仙湖

玉川
この上流には、きわめて酸性度の高い玉川温泉があり、その水を田沢湖に流すようになってから、田沢湖では国鱒などの魚類が死滅してしまったそうです。最近富士山の西湖で国鱒が再発見されたニュースが記憶に新しい。

新しくたくましい命。

水芭蕉
水芭蕉が自生している。
水芭蕉
水芭蕉自生地
水芭蕉
冷たい雪解け水の流れ

2010年5月3日撮影

カタクリの花

野生のカタクリの花を最初に見たのは、自転車のレースに参加するために群馬県の猿ヶ京近くにある、奥平温泉に泊まった朝のことでした。 朝起きて近所を散歩したら、道端にさりげなく咲いていました。ヒョンとして立派に天に花びらを立てている姿はなんとも凛々しく、憧れの初恋の人のような面持ちを感じて、それ以来好きでたまらない花となりました。

秋田県の仙北市・八津鎌足にはカタクリの花が群生する里山があって、毎年のように撮影に出かけていました。栗の木林を管理している地元の農家の人たちが、この時期に栗の山を開放して花を見せてくれています。田沢湖からほどほどの所にあって、花の時期には隣の角館の武家屋敷周辺では、桜の花見客で街が大変混雑していますが、私はこちらに来てのんびりとカタクリの花と同じ空間にいられる時間を満喫しています。

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2010年5月3日、2011年5月4日撮影

仙北市ホームページ