MIDIをMP3にするには・・・?

良く検索されたり聞かれたりするので、ここで取り上げることにします。
● MIDIを再生してWAV(MP3)に録音する
MIDIデータは、それ自体では音を発することが出来ません。
音を出せる機械に信号を送って発音させます。 そのコントロール情報のテキストそのものがMIDIです。

MP3は音声信号情報のファイルで、これはWAVを圧縮したものです。つまりバイナリーファイルです。
ですので、MIDIをMP3に直接変換できるものではなく、いったん音声信号として再生させる必要があります。 これには今現在、一度アナログ信号として再生させ、それを録音すると言った工程を経るのが一般的で、デジタルのみで行えるものはまだ少ないと言えます。(VSCが同梱された音声波形編集ソフトなど、一部のソフトウェアでは直接変換が可能。

録音した音声信号を後で編集して(ボリュームの調整やイコライジング、エフェクトの付加、空白の削除)仕上げていきます。録音したものがWAVの場合、ソフトウェアでMP3に圧縮・変換して完成です。

テキストデータであるMIDIを演奏させ、
音声データとして再生された信号を録音する。

サンプリングレートは44.1KHz以上であればOK
MIDIをMP3にするなら16ビットでOK
(MP3は16ビット以下でなければ作れません)
● 必要な機材
それでは、実際に必要な道具立てをご参考まで・・・
  1. MIDIを演奏させるもの → コンピュータ ソフトウェア(シークェンサー・メディアプレーヤー)
  2. MIDIを再生させるもの → 外部DTM音源・ソフトウェアシンセサイザー
  3. 再生された音声信号を録音するもの → 録音機・コンピューター・レコーディングソフト
  4. 音声信号を伝達させるためのオーディオコード類
これらを使って録音します。
やり方はCDやレコードプレーヤーからカセットデッキやMDにアナログ録音することと一緒です。
後でコンピューターに録音したものを取り込みやすいように録音機を選びましょう。

● 録音機について
録音機はWAVファイルかMP3として録音できれば良く、これにはプロ用の録音機から、録音の出来るMP3プレーヤー、録音ソフトの入ったコンピューターなどが利用できます。ただし、収録時のクオリティーが低いと、後の編集作業での劣化が大きくなります。 録音したファイルをそのままコンピューターに転送できれば(USBにて転送できるものが多い)簡単にコンピューターに取り込むことが出来ます。(コンピューターに直接録音してしまうのが一番手っ取り早いですが・・・)

● 録音時の注意点
録音するときに注意したい点を上げてみます。ノイズが少なく、良質の録音を心がけましょう。
  1. 適正レベルで録音する。
  2. ノイズを少なくするために、信号の伝達ラインをシンプルにする。
  3. 同時にいろいろなソフトを立ち上げない。
1の適正レベルについては、後ほど参考になるようなページを設けます。
2の「ノイズを少なく・・・」は、いくつか要因があります。
第一に、再生装置からの出力をなるべくダイレクトに録音機に繋げることです。 もし、ミキサーなどを通す場合には、余計なチャンネルを絞っておく必要があります。 これはコンピューターのサウンドカードを使って録音するときも同じで、ソフトウェア上のミキサーを開いて、繋いだ場所(たとえばLINE)以外のフェーダーを一番下まで下げるか、ミュートしておくことで、余計なアンプノイズやヒスノイズを極力入れないようにします。
3は再生を安定させるために、出来るだけ多くのメモリーをMIDIの再生のために割り当ててください。

● MP3変換時の注意点
MP3ファイルにはさまざまなフォーマットがあります。
ビットレートによって音質とサイズが変わってきます。 バランスが良さそうなのは160Kbpsくらいでしょう。

● 機材の紹介
録音機 当サイトでは良質の音声ファイルとするために、このような録音機を使っています。
EDIROL R-4 4chポータブル・レコーダー
EDIROL R-4
24bit/96KHzのサンプリング録音が行えるレコーダーです。 この大きさと重さは使いやすいと思います。 電池駆動もでき、ファンタム電源も内蔵しています。 キャリングバッグも付いていて持ち運びはとても楽です。 音は良好ですが、マイクプリアンプのS/Nがさほど良くはないので、音楽収録には別途プリアンプかミキサーを用意した方が良いでしょう。 なお4チャンネルのwavファイルは編集できるソフトウェアが限られるので注意が必要。
M-AUDIO Micro Track 2496
M-AUDIO Micro Track 2496
ポータブルなデジタル録音機で、24ビット/96KHzまでのの録音が行えます。 ファイルはWAVとMP3に対応。 入力はアナログとデジタル(コアキシャル)に対応していて、プラグインパワーを実装しているので、一部のコンデンサーマイクも使用可能です。音質もまずまず。
直接MP3としての録音も可能です。
これらの録音機に録音したものをUSBでコンピューターに転送し、それを音声編集ソフトを使ってMP3に加工して仕上げたものが、このサイトでお聴きいただけるMP3ファイルです。

録音&音声ファイル編集・MP3変換ソフト
INTERNET Sound it!! 5.0 for Windows
Sound it!!! 5.0
低価格でほぼすべての音声編集ができます。 また、VSC3.2も同梱されているので、それを使えばMIDIを直接音声ファイルに変換できます。(ただし、再生音はVSCのものですので、当サイトのように高音質を求めた場合音質が物足りません。) このソフトウェアを使えばコンピューターに直接録音することも出来るので、外部音源をコンピューターのサウンドカードのLINE入力などに繋げて、このソフトを使って録音するやり方が一番シンプルとなります。
オーディオインターフェイス
EDIROL UA-4FX
EDIROL UA-4FX
コンピューターのサウンドカードの質があまりよくない場合には、こうした音声キャプチャーを使うことで、クオリティをぐっと高めることができます。 このほかにも低価格のサウンドキャプチャーが各社から出ていて、USBが使えるので非常に便利でしょう。
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