鴨川大山千枚田 棚田の5月初旬

千葉県の南の端近くに、大山千枚田という棚田の地区があります。山を切り開いて田んぼを作ってあり、こうした本格的な棚田は千葉県では珍しく、また東京からも程近いので、多くの方が訪れるようです。

ここはサウンドステージとしても抜群で、蛙や野鳥たちの歌声が山と谷、田んぼにこだまして、サラウンドどころではない、アリーナ一体となって鳴り響きます。

2012年5月7日 午後11時50分ころ

夜の大山千枚田 蛙のコーラス

夜の大山千枚田

先日のスーパームーンから少しかけ始めた月。まだまだ大きく見えますが、南の空低くにかかる月に照らされた棚田に、蛙たちの大合唱がアリーナ全体にこだましていました。

 

2012年5月8日 早朝

早朝の大山千枚田

早朝の大山千枚田

5月8日 朝5時ころから太陽がこの棚田を照らし始めますが、少し靄がかかるととても素敵な雰囲気になります。 夜中うるさかった蛙は合唱を止め、ケロケロとかわいい蛙の歌声から次第に野鳥たちのアリアの競演に入れ替わります。 面白いのは、雲で日が翳り暗くなると小鳥たちは歌うのを控えて、その代わり蛙たちのコーラスが大きくなり、日差しが戻って明るさを増すと、今度は小鳥たちの歌が大きくなって蛙の合唱は小さくなる。 まったくもって太陽と雲が彼らを指揮しているかのようです。

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