マッタリスト宣言！ のんびりしましょう！
もうずいぶん昔になりますが、千葉県八千代市の京成薔薇園の一室に写真撮影取材で入ったときに、帰り際に薔薇の販売所で、一輪こっちを見ているような気がしたので、行ってみるととても良い香りが・・・ 一目ぼれですね。
小さな鉢のままでしばらく室内で、ポツリポツリ咲くこの花と、香りを楽しんでいました。
その後数間年放置状態にしてしまい、小さな細い枝のまま、花も咲かない年もありました。
あるとき、思い立って薔薇の本を買って、育て方を少し研究。 鉢を大きなものに植え替えたら・・・あらあら・・・見る見るうちに大きくなって、枯れてしまいそうだったものがとても逞しくなって、いまでは屋根の上まで伸びて花を咲かせてくれています。
この薔薇は、交配する片親が日本産の「ハマナス」だそうで、日本の気候風土にも非常に相性が良く、健康で逞しく育ちます。 ほとんど無農薬でも大丈夫で、香りも良く、色も素敵な色をしています。花の時期は5月の今頃がちょうど良いのですが、夏から秋にも返り咲きをするので、長い期間楽しめることもあります。
千葉県の南の端近くに、大山千枚田という棚田の地区があります。山を切り開いて田んぼを作ってあり、こうした本格的な棚田は千葉県では珍しく、また東京からも程近いので、多くの方が訪れるようです。
ここはサウンドステージとしても抜群で、蛙や野鳥たちの歌声が山と谷、田んぼにこだまして、サラウンドどころではない、アリーナ一体となって鳴り響きます。
2012年5月7日 午後11時50分ころ
夜の大山千枚田 蛙のコーラス
先日のスーパームーンから少しかけ始めた月。まだまだ大きく見えますが、南の空低くにかかる月に照らされた棚田に、蛙たちの大合唱がアリーナ全体にこだましていました。
2012年5月8日 早朝
早朝の大山千枚田
5月8日 朝5時ころから太陽がこの棚田を照らし始めますが、少し靄がかかるととても素敵な雰囲気になります。 夜中うるさかった蛙は合唱を止め、ケロケロとかわいい蛙の歌声から次第に野鳥たちのアリアの競演に入れ替わります。 面白いのは、雲で日が翳り暗くなると小鳥たちは歌うのを控えて、その代わり蛙たちのコーラスが大きくなり、日差しが戻って明るさを増すと、今度は小鳥たちの歌が大きくなって蛙の合唱は小さくなる。 まったくもって太陽と雲が彼らを指揮しているかのようです。
月が地球に大接近し、通常よりも大きく、明るく見える日。
犬吠埼燈台にかかる瞬間を狙いに君ヶ浜に行ってみました。
