牧神の午後への前奏曲 |
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3/26 2000 | |
| ■ ドビュッシーの名を一躍世に知らしめた名曲です。 1876年に詩人のマラルメが出版した象徴詩に感銘を受けたドビュッシーが1892年、彼が30歳のときに作曲した物だそうです。半獣半人の牧神が夏の午後に眠りからさめ、まどろみの中で美しいニンフ(水の精)たちと戯れ、やがては美の女神(ヴィーナス)までも抱擁し、それがゼウスの怒りをかって、幻想をかき消され、鬱蒼とした草いきれの中に再びまどろみ始めるという内容のものです。次の曲へスキップ 今回のMIDIはSC88PROに合わせて作りましたので、なるべく外部音源を使ってください。それ以外の音源では正しく再生されないことがあります。 (このファイルは他の物より音量が小さめになっています。) ドビュッシーのMIDIを作る。 音符数もそれほど多くない場合が多いので、MIDIの打ち込みは比較的楽なほうです。 ただし、その独特なムードを出すには、テンポやエクスプレッションといった、音楽の抑揚をつかさどるパラメーターを十分に練らなければなりません。 そして、ドビュッシーの独特な和声を再現するための音のとり方にも注意を払う必要があります。 音符は総じて長めですが、レガートが多く、MIDIデータがゴツゴツと角張らないようにするための努力がかなり要ります。 ただし、完成に近づくにつれて、だんだん至福の時間がやってきます。 幸せの雰囲気がベールのようにやってきてそれに包まれながら曲を作るような感じです。 |
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夜想曲 (Nocturne) |
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雲 |
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10/24 2002 |
シレーヌ |
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9/28 2002 | |
| ■ドビュッシーの管弦楽曲「夜想曲(ノクチュルヌ)」 「牧神の午後への前奏曲」(1892年)で印象派の扉を開いたドビュッシーは、この「夜想曲」でその手法を完成させたと言われています。 それまでの古典的な手法とは違い、形式や構造原理を追求することなく、音色の本来持っている色彩感をより評価する考え方を強めています。 画家がパレットからキャンパスに色を重ねるように、ドビュッシーは五線譜に音符を塗り重ねていっているようです。 ひとつの線に対して様々な色を塗り重ねるように楽器が鳴ります。 楽器群は結構大掛かりで、特に弦楽器群は細かにパート分けされ、シレーヌにはさらに8人ずつのソプラノとメゾソプラノの合唱が付きます。 初演は1900年12月。 シレーヌを除いた2つの楽章がラムルー管弦楽団演奏会で行われ、翌1901年10月27日に3曲の完全な形での演奏が行われました。 第一曲目「雲 (Nuages)」 4分の6拍子 とてもデリケートで不思議な雰囲気の曲です。 4分の6拍子の中にイングリッシュホルンの4分の4拍子が鳴り響きます。 ドビュッシーの言葉から・・・ 「雷雨の時にセーヌ川にたれこめた雲と汽船のサイレン」 第三曲目の「シレーヌ (Sirenes)」 「シレーヌ」とは、海の中に棲む妖精で、美しい歌声で船乗りたちを惑わし、海の中に引きずり込んでしまうというちょっと恐ろしいものです。この曲は、海の美しさ、怖さをとてもよく表現しています。 ドビュッシーの言葉から・・・ 「これは海とその数え切れないリズムである。月の光を映してきらきら輝く波のあいだに、 海の精たちの神秘的な歌声が、笑いながら、永遠の彼方に消えて行くのが聞こえる。」 夜想曲のMIDIを作る。 ドビュッシーは常に新しい「何か」を求めていたに違いなく、この夜想曲では「リズムの揺れ」を実験したように感じられます。 たとえば、「雲」では、全体を包む6/4拍子の流れのなかに、コールアングレの4/4拍子が響き、(実際のMIDI化では、全体を4拍子にして3連音符中心にするか、楽譜どおり6拍子にして、4/4拍子部分の音符を1.5倍するか悩みましたが・・・)、シレーヌでは、2連符と3連符を混在させて、あえて縦の線をぼかしています。 ドビュッシーのキャンバスにはこうした「ぼかし」がたくさんあって、たとえば、ヴェルディまでのころのような縦線できっちりしきられた音楽とはまったく違った方向であることがうかがえます。 こうした試みは同じフランスの作曲家のショーソンなどにも見られるのですが、ドビュッシーのこのグラデーションの美しさは特別であると思います。 |
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