MIDIを再生してWAV(MP3)に録音する
検索で来られる方が増えましたので、こちらでも紹介することにします。
MIDIデータは、それ自体では音を発することが出来ません。 音を出せる機械に信号を送って発音させます。 そのコントロール情報のテキストそのものがMIDIです。MP3は音声信号情報のファイルで、これはWAVを圧縮したものです。つまりバイナリーファイルです。
MIDIそのものには音声信号は含まれていませんので、それを音声信号化する段取りがひつようになります。外部MIDI音源など、MIDI信号をアナログ音声として出力するものの場合には、そのアナログ信号を録音できる機材(サウンドレコーダーなど)に繋いでアナログ録音をします。デジタルサウンドレコーダーや録音できるPCの場合にはデジタル信号に直接書き出せるので、フォーマットをたとえばWAVやMP3など、目的とするものに直接記録することができます。
ソフトウェア音源で作成されたものの場合には、シークェンサーソフトウェア上で直接音声データとしてバウンスして書き出せるものもあり、この場合に書き出されるデジタル音声データのフォーマットは、使用するシークェンサーソフト上での設定によります。
記録したものがWAVの場合、音声編集ソフトウェアでMP3に変換することができます。
● 必要な機材
アナログ信号として再生させたものを録音する場合・・・
やり方はCDやレコードプレーヤーからカセットデッキやMDにアナログ録音することと一緒です。
● 録音機について
録音機はWAVファイルかMP3として録音できれば良く、これにはプロ用の録音機から、録音の出来るMP3プレーヤー、録音ソフ トの入ったコンピューターなどが利用できます。ただし、収録時のクオリティーが低いと、後の編集作業での劣化が大きくなります。 録音したファイルをその ままコンピューターに転送できれば(USBにて転送できるものが多い)簡単にコンピューターに取り込むことが出来ます。(コンピューターに直接録音してし まうのが一番手っ取り早いですが・・・)
● 録音時の注意点(アナログ音声を対象として録音する場合)
録音するときに注意したい点を上げてみます。ノイズが少なく、良質の録音を心がけましょう。
1の適正レベルについては、最大音量(ピーク時)に、ピークメーターの場合には0dbを超えないようにセットします。全体として音量の小さな穏やかなものの場合には、無理に上げすぎないことも必要でしょう。
2の「ノイズを少なく・・・」は、いくつか要因があります。
第一に、再生装置からの出力をなるべくダイレクトに録音機に繋げることです。 もし、ミキサーなどを通す場合には、余計なチャンネルを絞っておく必要があ ります。 これはコンピューターのサウンドカードを使って録音するときも同じで、ソフトウェア上のミキサーを開いて、繋いだ場所(たとえばLINE)以外 のフェーダーを一番下まで下げるか、ミュートしておくことで、余計なアンプノイズやヒスノイズを極力入れないようにします。(必要なもの以外は全て切っておくことがおすすめです。)
3は再生を安定させるために、出来るだけ多くのメモリーをMIDIの再生のために割り当ててください。
● MP3変換時の注意点。
MP3ファイルにはさまざまなフォーマットがあります。 どれにしたら良いのか?迷うこともありますが、ビットレートが大きければ基本的に高音質になりますがサイズが大きくなります。ビットレートを下げるとサイズは小さくできますが音質が悪くなります。その兼ね合いによって音質とサイズのバランスから決定することになります。私の場合には48KHz、160Kbpsを選んでいます。
● 追記(2019年9月17日)
MIDIデータをソフトウェア音源で再生できる場合には、そのソフトウェアからデジタルのままセーブできるものもあります。
私が使用しているピアノやオーケストラなどのソフトウェア音源でも、シークェンサー上からミックスダウンという形でオートマティカリーに変換してくれます。
ただし、これができるかどうかはそのソフトウェアにより、非常に多岐に及びますので、ここでの情報はここまでといたします。
MIDIデータは、それ自体では音を発することが出来ません。 音を出せる機械に信号を送って発音させます。 そのコントロール情報のテキストそのものがMIDIです。MP3は音声信号情報のファイルで、これはWAVを圧縮したものです。つまりバイナリーファイルです。
MIDIそのものには音声信号は含まれていませんので、それを音声信号化する段取りがひつようになります。外部MIDI音源など、MIDI信号をアナログ音声として出力するものの場合には、そのアナログ信号を録音できる機材(サウンドレコーダーなど)に繋いでアナログ録音をします。デジタルサウンドレコーダーや録音できるPCの場合にはデジタル信号に直接書き出せるので、フォーマットをたとえばWAVやMP3など、目的とするものに直接記録することができます。
ソフトウェア音源で作成されたものの場合には、シークェンサーソフトウェア上で直接音声データとしてバウンスして書き出せるものもあり、この場合に書き出されるデジタル音声データのフォーマットは、使用するシークェンサーソフト上での設定によります。
記録したものがWAVの場合、音声編集ソフトウェアでMP3に変換することができます。
● 必要な機材
- MIDIを演奏させるもの → コンピュータ ソフトウェア(シークェンサー・メディアプレーヤー)
- MIDIを再生させるもの → 外部DTM音源・ソフトウェアシンセサイザー
- 再生された音声信号を録音するもの → 録音機・コンピューター・レコーディングソフト
- 音声信号を伝達させるためのオーディオコード類
アナログ信号として再生させたものを録音する場合・・・
やり方はCDやレコードプレーヤーからカセットデッキやMDにアナログ録音することと一緒です。
● 録音機について
録音機はWAVファイルかMP3として録音できれば良く、これにはプロ用の録音機から、録音の出来るMP3プレーヤー、録音ソフ トの入ったコンピューターなどが利用できます。ただし、収録時のクオリティーが低いと、後の編集作業での劣化が大きくなります。 録音したファイルをその ままコンピューターに転送できれば(USBにて転送できるものが多い)簡単にコンピューターに取り込むことが出来ます。(コンピューターに直接録音してし まうのが一番手っ取り早いですが・・・)
● 録音時の注意点(アナログ音声を対象として録音する場合)
録音するときに注意したい点を上げてみます。ノイズが少なく、良質の録音を心がけましょう。
- 適正レベルで録音する。
- ノイズを少なくするために、信号の伝達ラインをシンプルにする。
- 同時にいろいろなソフトを立ち上げない。
1の適正レベルについては、最大音量(ピーク時)に、ピークメーターの場合には0dbを超えないようにセットします。全体として音量の小さな穏やかなものの場合には、無理に上げすぎないことも必要でしょう。
2の「ノイズを少なく・・・」は、いくつか要因があります。
第一に、再生装置からの出力をなるべくダイレクトに録音機に繋げることです。 もし、ミキサーなどを通す場合には、余計なチャンネルを絞っておく必要があ ります。 これはコンピューターのサウンドカードを使って録音するときも同じで、ソフトウェア上のミキサーを開いて、繋いだ場所(たとえばLINE)以外 のフェーダーを一番下まで下げるか、ミュートしておくことで、余計なアンプノイズやヒスノイズを極力入れないようにします。(必要なもの以外は全て切っておくことがおすすめです。)
3は再生を安定させるために、出来るだけ多くのメモリーをMIDIの再生のために割り当ててください。
● MP3変換時の注意点。
MP3ファイルにはさまざまなフォーマットがあります。 どれにしたら良いのか?迷うこともありますが、ビットレートが大きければ基本的に高音質になりますがサイズが大きくなります。ビットレートを下げるとサイズは小さくできますが音質が悪くなります。その兼ね合いによって音質とサイズのバランスから決定することになります。私の場合には48KHz、160Kbpsを選んでいます。
● 追記(2019年9月17日)
MIDIデータをソフトウェア音源で再生できる場合には、そのソフトウェアからデジタルのままセーブできるものもあります。
私が使用しているピアノやオーケストラなどのソフトウェア音源でも、シークェンサー上からミックスダウンという形でオートマティカリーに変換してくれます。
ただし、これができるかどうかはそのソフトウェアにより、非常に多岐に及びますので、ここでの情報はここまでといたします。
おすすめのヘッドホン
愛用しているヘッドホンがこんな値段で出ているのでご紹介したいと思います。
AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio モニターヘッドホン
このヘッドホンは私の愛用のもののひとつで、特にDTMや音楽の鑑賞に利用しています。
仕事では外部からの音の遮断やヘッドホンからの音漏れを防ぐために密閉型のヘッドホンを使用していますが、ローカルでの作業では長時間の使用でも疲れにくい、オープンエア(開放)型のヘッドホンを意識するともしない共に関わらずチョイスしています。
このヘッドホン、実は私が購入した当時には¥13800していました。
それが今では半額以下です!(驚き)
もちろんそれなりに設計は古いのですが、音響機材はマイクロフォンでもずいぶん昔に登場した、たとえばノイマンのU87シリーズがいまだに愛用されているように、優れたものは息長く使われていて、このヘッドホンも世界中のスタジオでも愛用されているその性能はお墨付きです。
良い音がします。
もちろんAKGらしい、明るさと繊細さがほんのりと味付けされてはいますが、心地の良い音はこれはこれですばらしいものです。
変な誇張は一切無く、極めてニュートラルな音質であって、そこにAKGなりの良心が加えられたものであるといった感じです。
装着感も良好で、しっかりとしたホールドながら接触部分に痛さを感じされることは極めて少ない部類になるでしょう。
長時間での使用も苦にさせない装着システムだと思います。
■インピーダンス:55Ω
■最大入力:200mW
■再生周波数帯域:15~25,000Hz
■感度:91dB/mW
■プラグ形状:3.5㎜ステレオミニプラグ(金メッキ)
■ケーブル長さ:約3.0m、ストレートケーブル(着脱式)
■質量:約240g
さて、スマホに繋いでみて、音を聞きながらこれを書いているのですが、スマホでも十分な音が出せています。
もちろん大音量にはできませんが、通常の鑑賞なら十分は音量が確保できそうです。
スマホのようにアンプの能力が低いシステムでは駆動が十分にできないヘッドホンが多く、頼りない音になってしまいがちですが、このヘッドホンはバランスは崩れません。
もし可能なら、しっかりとしたヘッドホンアンプなどに繋げば、力強い音も出してくれます。
なお、しばらく使っていると耳パッドが硬化してひび割れてくるのですが、補修用のものが販売されていて、長く使える安心感があります。
AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio モニターヘッドホン
このヘッドホンは私の愛用のもののひとつで、特にDTMや音楽の鑑賞に利用しています。
仕事では外部からの音の遮断やヘッドホンからの音漏れを防ぐために密閉型のヘッドホンを使用していますが、ローカルでの作業では長時間の使用でも疲れにくい、オープンエア(開放)型のヘッドホンを意識するともしない共に関わらずチョイスしています。
このヘッドホン、実は私が購入した当時には¥13800していました。
それが今では半額以下です!(驚き)
もちろんそれなりに設計は古いのですが、音響機材はマイクロフォンでもずいぶん昔に登場した、たとえばノイマンのU87シリーズがいまだに愛用されているように、優れたものは息長く使われていて、このヘッドホンも世界中のスタジオでも愛用されているその性能はお墨付きです。
良い音がします。
もちろんAKGらしい、明るさと繊細さがほんのりと味付けされてはいますが、心地の良い音はこれはこれですばらしいものです。
変な誇張は一切無く、極めてニュートラルな音質であって、そこにAKGなりの良心が加えられたものであるといった感じです。
装着感も良好で、しっかりとしたホールドながら接触部分に痛さを感じされることは極めて少ない部類になるでしょう。
長時間での使用も苦にさせない装着システムだと思います。
■インピーダンス:55Ω
■最大入力:200mW
■再生周波数帯域:15~25,000Hz
■感度:91dB/mW
■プラグ形状:3.5㎜ステレオミニプラグ(金メッキ)
■ケーブル長さ:約3.0m、ストレートケーブル(着脱式)
■質量:約240g
さて、スマホに繋いでみて、音を聞きながらこれを書いているのですが、スマホでも十分な音が出せています。
もちろん大音量にはできませんが、通常の鑑賞なら十分は音量が確保できそうです。
スマホのようにアンプの能力が低いシステムでは駆動が十分にできないヘッドホンが多く、頼りない音になってしまいがちですが、このヘッドホンはバランスは崩れません。
もし可能なら、しっかりとしたヘッドホンアンプなどに繋げば、力強い音も出してくれます。
なお、しばらく使っていると耳パッドが硬化してひび割れてくるのですが、補修用のものが販売されていて、長く使える安心感があります。
DTMに必要な道具立て
DTMをするに当たって最低限必要なものをご紹介してみましょう。
シーケンスソフト
MIDIデータを作るためにはこれが必須のソフトウェアとなります。
最近のシークェンサーは非常に多機能なので、最初はなれるのが大変ですが、経験を積むほどにやりたいことが実現できる喜びは大きく感じるようになります。
低価格でもマルチトラック録音ができるものが多くなり、レコーディングソフトとしての機能も充実したものがたくさん出てきました。
プロのスタジオではPro Toolsが幅を利かせているので、プロになる場合には必須のソフトウェアとなっていますが、民間で行う場合にはその制約がありませんので、もっと使い心地の良いソフトウェアを選ぶことができます。
ソフトウェア音源
以前はRolandのSC-88シリーズやYAMAHAのMUシリーズなど、固体の音源を手に入れることが最初で、それにパックされたシークェンサーを使ってみることからはじめる場合が多かったのですが、最近ではこのソフトウェア音源を使うことが増えてきたと思います。 さまざまな種類の音源があり、必要なものをどんどん買い足さなければならず、金銭的な負担も多いのですが、音は確実によくなっています。ただし、コントロールのしやすさはまだまだ固体音源には適わない場合が多いでしょう。
オーディオインターフェース
PCに内蔵されたサウンドチップでも音が出るものもあるのですが、発音が遅れたりさまざまな障害があるので、DAWに使うことも考えると、外部に専用の装置が必要になります。
現在重にUSBとFirewireの2種類が用意されています。
どちらも発音の遅れを出さないようにより早い転送速度を求めてきた結果の産物なのですが、チップセットとの相性の問題もあって、実際に快適に使うのにはマニアックな過程を要する場合があります。
マイクロフォンの入力もできるので、生楽器を収録する場合にも使うことができるものが多いです。
マイクのチャンネル数の違いは、一度に録音できるマイクロフォンの本数の違いによるもので、個人で一人で演奏する場合には1つあれば良く、また、生録音の必要が無い場合には付いていなくても良いのですが、私の場合にはステレオ録音もいざと言うときには考えていますので、2つのマイクプリアンプが付いたものを選ぶことが多いです。
オーディオインターフェイス>USB (1.1/2.0)
USBはパソコンにもともと付いているので手っ取り早く楽しめることが多いでしょう。最近ではかなり低価格でよいものが増えてきました。しかし、音はFirewireの方が良いと言うことを良く聞きます。
オーディオインターフェイス>Firewire (IEEE1394)
ひときりのUSBは、転送速度が遅く、スピードの速いIEEE1394の規格を使ったインターフェースが多く発売されてきました。これらの中にはすばらしい音質のものが多いのですが、パソコンの受け側のチップセットが指定されたものでなければ音が出なかったりする場合があって、ややマニアックとなることがあります。
モニターするにはヘッドフォンも便利・・・
実際に作ったものがどういう音になっているのかを判断するには、良い再生装置が必要になってきます。ただし、スピーカーで行う場合にはかなり高額なものを用意する必要があったり、部屋の環境を整える必要があったりと、住宅事情が絡んでくるので容易くは無い場合が多いでしょう。その点、ヘッドフォンならば大幅に手軽に行うことができます。特に、モニターをすることに主眼を置いたものは計算しやすいものが多いです。気をつけたいのは、どれも必ず「癖」があるので、ひとつのものに固執し過ぎないことが肝心です。
密閉型ヘッドホン
文字通り、外部の音を遮音する効果が高いので、さまざまな環境で突き詰めた音が作れます。ただし快適性ではオープン型のヘッドフォンには及ばない場合が多いでしょう。
開放型ヘッドホン
DTMで、音漏れなどをあまり考える必要の無い場合には、長時間での使用でも比較的快適な開放型を選ぶことがあります。
以上、これだけあればDTMがスタートできるものをご紹介してみました。
2011年12月記述