黄泉比良坂
時々変なものを作ります。(笑)



黄泉比良坂(よもつひらさか)
日本神話からのインスピレーションによるものです。
火の神を生むことで死んでしまったイザナミに会いたくて、黄泉の国への坂を下りて行くイザナギ。
しかし、そこで見たものは変わり果てたその姿。
恐れをなして逃げ帰るイザナギを邪悪の化身たちが追いかける。
それらを必死に振り払い、やっとの思いでこの世に繋がる黄泉比良坂まで来たときに、後を追ってきたイザナミが現れ、激しい口論となる。
「こんなにひどいことをするなら、私は一日に千人殺しましょう!」
「それならば、私は一日に千五百人を生もう!」
と、いやはや凄いことになっている所に現れたのが菊理媛(くくりひめ)で、イザナミは媛の言葉に納得して媛を褒め称え、穏やかに戻っていったというお話なのですが、菊理媛が何を言ったのかは記述が無くまったくの謎です。
そこで私の推察ですが・・・
「光の世界でたくさん生まれれば生まれるほどに、やがてそれらは闇の世界にやってくる。
だから、光の世界の繁栄は闇の世界の充実にも繋がる。
つまり、陰と陽は一体であって、別れて争う事もないでしょう。」
このような内容であれば、お互いに納得するかもしれません。

それにしても、この頃には既に人を殺すということがおこなわれていたことを暗に物語っていて、牧歌的なその前の時代のものとは若干の違いを感じることができます。
それにしても激しい騒動があったものですね。

悪霊退散
これは上のものを作ったついでに作成したものです。
この手の物は背景として利用しやすくするために、あえて単調にすることが良くあります。

邪悪な暗闇
音を重ねて派手にしたバージョン。

音源は、共に素材ページ「エフェクト特集」でダウンロードできます。

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