チャイコフスキーの「白鳥の湖」から
2019.03.03
チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「白鳥の湖」から、Acte II No.13 V Pas d'action




この曲はヴァイオリンとチェロのかけあいが美しく、かなり自分のお気に入りの曲で、子守歌代わりに聴いていたものでした。
MIDIで作成してみたいと自然に思いましたが、MIDIの音源ではそんなにロマンチックな音が出ずに、苦労してピッチなどを弄りそれなりに仕上げていた記憶があります。 これ以上はいくらやっても音源がこれでは仕方がないという、諦めモードでずっと放置していました。
近年、そこそこ使えるソフトウェア音源が手に入り、色々とソロ楽器を歌わせてみた結果、フランクのヴァイオリンソナタでそこそこ使えそうな感じになれたので、この曲の手直しをする気になったのでした。


なお、最初のデータを作成したのは2001年で、最初に有名な「情景」を作り、しばらく後に数曲作成したのですが、それは例の911テロの後で、何もかもが空虚になってしまっていた時期に何かしたくて、音楽に逃れるような気持ちで音符にかかっていた記憶があります。


当初は組曲版のミニチュアスコアから、4曲目のScene(情景)として載せられているものからの打ち込みでしたが、エンディングが私の親しんでいたものとは違って、突然物寂しくポツンと終わってしまうものでしたので、自分で記憶を頼りにアレンジしたもので締めくくっていました。
その後バレエ全曲版のスコアを手に入れてあり(高価でしたが)、最近その中から作ったものが数曲でき、それをMP3で公開すると、どうしてもこの曲のできの悪さが気になってしまい、手に入れざるをえない心境になりました。


当初は全面的に打ち直すことを考えましたが、古いMIDIデータをシークェンサーにロードしてみて、ソフトウェア音源をあてがって演奏させたところ、そこそこ手直しが利きそうな感じでしたので、最後の部分を付け加えて仕上げることにしました。
作成時のワークファイルは残念ながら壊れたHDDの中に入っていて取り出せないため、MIDIデータとして残っていたものからでしたので、移調楽器をそのままのトラックに追加することは難しく、新たなトラックにセッティングすることで解決させました。
ただ、スコアに書かれている情報はかなり音の位置が違っていて、MIDIシークェンサーの上を半音上げたり下げたりしながら置いていったものです。

作ってみると、バレエ版のエンディングはちょっとお茶目で、デュオの踊りの後に大勢が取り巻いて出てくるシーンが想定されているような感じです。
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