おすすめのヘッドホン
愛用しているヘッドホンがこんな値段で出ているのでご紹介したいと思います。
 AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio モニターヘッドホン
AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio モニターヘッドホン

このヘッドホンは私の愛用のもののひとつで、特にDTMや音楽の鑑賞に利用しています。
仕事では外部からの音の遮断やヘッドホンからの音漏れを防ぐために密閉型のヘッドホンを使用していますが、ローカルでの作業では長時間の使用でも疲れにくい、オープンエア(開放)型のヘッドホンを意識するともしない共に関わらずチョイスしています。


このヘッドホン、実は私が購入した当時には¥13800していました。
それが今では半額以下です!(驚き)
もちろんそれなりに設計は古いのですが、音響機材はマイクロフォンでもずいぶん昔に登場した、たとえばノイマンのU87シリーズがいまだに愛用されているように、優れたものは息長く使われていて、このヘッドホンも世界中のスタジオでも愛用されているその性能はお墨付きです。


良い音がします。
もちろんAKGらしい、明るさと繊細さがほんのりと味付けされてはいますが、心地の良い音はこれはこれですばらしいものです。
変な誇張は一切無く、極めてニュートラルな音質であって、そこにAKGなりの良心が加えられたものであるといった感じです。


装着感も良好で、しっかりとしたホールドながら接触部分に痛さを感じされることは極めて少ない部類になるでしょう。
長時間での使用も苦にさせない装着システムだと思います。


■インピーダンス:55Ω
■最大入力:200mW
■再生周波数帯域:15~25,000Hz
■感度:91dB/mW
■プラグ形状:3.5㎜ステレオミニプラグ(金メッキ)
■ケーブル長さ:約3.0m、ストレートケーブル(着脱式)
■質量:約240g


さて、スマホに繋いでみて、音を聞きながらこれを書いているのですが、スマホでも十分な音が出せています。
もちろん大音量にはできませんが、通常の鑑賞なら十分は音量が確保できそうです。
スマホのようにアンプの能力が低いシステムでは駆動が十分にできないヘッドホンが多く、頼りない音になってしまいがちですが、このヘッドホンはバランスは崩れません。
もし可能なら、しっかりとしたヘッドホンアンプなどに繋げば、力強い音も出してくれます。
なお、しばらく使っていると耳パッドが硬化してひび割れてくるのですが、補修用のものが販売されていて、長く使える安心感があります。
フランクのヴァイオリン・ソナタ
この曲の「お散歩気分」が好きで、いつか自分でも作ってみたいと思っていた曲です。
しかし、コンピュータで作る音楽の中で、とりわけソロの弦楽器は難しく、SC-8850などの音源ではまずやる気にすらならないところですが、ソフトウェア音源でならそこそこ聴くに堪えそうなところまでできそうでしたので作ってみる気が起きました。

この曲をやる前に、イザイの「子供の夢」を作成したのですが、その時にはGARRITAN PERSONAL ORCHESTRAのインストゥルメントを試したものでした。

ソフトウェア音源として最初に手に入れたのはKontakt player3というもので、さまざまなインストゥルメントがバンドルされていて、その中にクラシックの楽器も用意されていましたが、弦楽器のソロのインストゥルメントは入っておらず、他のものもほとんど使えるものが無かったので、新たにガリタンを購入したのでした。(当時はMiroslavはまだ価格的に高価であったので、まだ手に入れる気にはならなかったのがこれを選んだ理由のひとつですが・・・)

GARRITANはこの当時、ヴァイオリンやチェロなどのソロ楽器だけをそろえた音源も販売するなど、当時としては意欲的な展開を見せていて、弓を上げたり下げたり(アップボウ・ダウンボウ)するときの音色の違ったものを用意してあり、それを演奏中にコントロールして切り替えることができるものです。(アップ、ダウンの切換えは発音されることのないキーボードの下の方の音符をトリガーとして使う・・・下の画像参考・・・ しかし、これだとMIDIデータとして他の音源ではその音も出てしまったりする不具合があって互換性はなくなってしまいます)


イザイの「子供の夢」によってそこそこヴァイオリンのソロの演奏も可能性を感じることができ、いずれこの曲にかかりたいと思っていましたが、それからずいぶん長い年月が経過してしまいました。 やはり、これはこれでかなり難しいところがあり、そう易々とは聴くに耐えるものができないだろうという思いと、コントロールして行く並大抵ではない苦労がそうでなくても重い腰をより重くしてしまいます。

やっと思い切って楽譜を拡げ、音符を置き始めると、意外にも楽しさに包まれることになりました。(音符を置き始めれは完成まで突っ走るしかないのです。故に余計に気が重くもなりますが)
ピアノは使い慣れてきたGalaxy Vintage Dを使うことはすでに決めてかかれましたが、ヴァイオリンをGARRITANで歌わせてみると、どうもしっくり来ない。
どのようにコントロールしようとしても(GARRITANはさまざまなコントロールが可能で、イコライジングなどでかなり音色を変えることができますが、それでも)イメージの音が出てこない。
そこで、Miroslavのインストゥルメントをロードして歌わせてみたところ、まずまずの雰囲気が出ることがわかり、今回はこれで仕上げてゆこうということになりました。

今回の映像は、ソフトウェア音源のプレーヤーを前に出して、その動きをご覧いただけるものです。




ピアノのVintage D、最初に作ったときにはStereo Widthは60%でした。
これは、クラシックの音場のデフォルトのセッティングで、ステージの中でピアノの音場を狭くしてより近いものに感じさせるように考えられたものですが、音が団子になってヴァイオリンとかぶってしまい、豊かな雰囲気を害してしまうので後に拡げてみた結果、透明度が増してより良い雰囲気が出せたと思います。
(そもそもサンプリング時にはマイクの位置は近いのですから、パンで音場を狭めたところで本当に求める音場とは違ってしまうのは当然で、その辺がDTMの限界とも言えそうです。)

ということで、こうした楽曲は映像のBGMとしての利用もしたいから作ったという意図もありますので、そんな動画もご覧いただければ幸いです。
なお、この曲の場合、さまざまな季節で使えそうですので、ここでは秋のシーンでしたが、いずれは別の季節のもので合わせてみたいと考えています。


- CafeLog -